Yasukazu Tanaka ~ the vision of the world

田中靖和の世界観 ~ 好きな時に 好きな人と 好きなところで 自由に過ごす楽しい時間を積み上げる人生

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医者より早く 異変を察知 ~ T氏への手紙

   

2022/7

8月早々に、富士宮に取材旅行に行く前のことだった。
友人(とはいっても 10歳先輩)T氏が
バイト先の駐車場で、電話を取る際、
注意力散漫で クルマのバンパーをこすってしまったそうだ。

本人は、たいしたことない、
と言うが、私には、
この 10年くらい、
注意力散漫、周囲への配慮の欠如が、
時折、気になり続けてきたので、
今回、心を鬼にして、本人に忠告した。

正直、友人でなければ、
人間関係そのものを解消するところだ。

時々、ジョギングするくらい、元気だから、
基本的な健康状態は、むしろ私より 良いかもしれないが、
何も、自覚症状がないまま進んでしまう病気は、
癌だけではない。

この数年は、寝つきが悪く、酒と睡眠薬を飲んでいる
となれば
まだ身体には現れない微小な脳梗塞か?
脳細胞の部分的萎縮が、感情をつかさどる部分のごく一部に、
おきているのかもしれない。

いや、何もなければ、
もともとの性格が 曲がっているのだから、
人間関係解消だろう。

これは 本人には耳が痛いが、
つきあう私の、精神的苦痛にも直結しているので、
敢えて、きつく言うことにした。

「あの時、なんで言ってくれなかったんだ~」
という後悔だって、親父だけで充分、痛感したのだから。

——–
( T氏へのメール 挨拶部分 略)

今回 脳チェックの話をしたのは、
長期的俯瞰的視野から考え、
今後も LIVE WORK (自分の意思で 一生貫く仕事) をするためなら、
私が気づいてしまった 健康上の問題点を
未然に解決しておく必要を痛感した
というのが理由です。

単なる「軽微な 自損事故」で片付く話ではない、
本人の自覚症状は まだないけど、
他人の目から見て 気になったからで、
何も、こんな耳の痛い話など、したくないです。

これまで 何度か 群馬県で 80代、90代の高齢者ドライバーが
通学中の子供の列に突っ込んだ、商店などに突っ込んだ、なんて事故は、
東京でも報道されてますが
これらの事故の運転手は、おそらく
私なら気づけた前兆、予兆があったと思えます。
(実際、そんな高齢ドライバーの息子、娘だって、
運転をやめるように言っていた、という話も よく聞きましたが)

Tさんの場合
自覚症状がまだ明確に表出してない、
そもそも、元気で運動もできる
となれば、現時点、考えうるのは
脳関係の軽微な問題だろう・・・
というのが 私(田中)の経験則からの見立てです。

私は、医者ではないから、
親父も含めて、これまで指摘した方々からは、
「医者の資格もないお前に、何がわかる?」って感じで
甘く見られてしまいました。

デイの運転手になってからは
たまたま私が送迎に行った際、
デイの介護士よりも、医者よりも早く
異変を察知して、私から要体調チェックを報告、
なんとかなった方々は、数名いますが。
(E藤さんなど)

田中の親父と同じ2000年、脳梗塞になった 小渕恵三 元首相は、
脳幹の部分、心臓を制御する部分だったので
発症から間もなく、他界しました。

親父はたまたま、左脳のごく一部の脳梗塞ゆえ、
生命は助かりました。
とはいえ、
CTに写らない梗塞で、MRIでようやく見つけた微小な脳梗塞なのに、
右半身不随で 12年1ヶ月の介護余生になってしまいました。

Tさんは、今のところ、健康状態は、
私より良さそうで、ジョギング、サイクリングも問題ないですが、
一緒に動いているときの言動には、
ときどき ????
となることが よくあります。

Oさんと初顔合わせで、霧積温泉、青木村と
アウトバックでドライブしたときは
珍しく、らしき症状が出なかったですが、

あの時以外、

2012年から 幾度となく
時に理解し難い 挙動?
小刻みに 訪れる 脳機能の 空白?
瞬間的な集中力の消滅・・・
妙なこと、私にとって不快に感じる気になることが、
繰り返されてます。

この10年くらい、
いや、アウトバックを買う前あたりから
たまに出る、私には気になる言動が、
蓄積されてきてます。

単に「気が利かない」レベルではなく、
タクシーやバスの運転手だったら、
安全運行に支障が出るから
「お客さん、お代、いらないから、ここで降りてください」
と 降ろすレベルです。
(実際に、何度か、そうして降ろしたお客も いました)

特に
私がクルマを出して、Tさんが電車で途中合流、
というパターンのときが、
正直、ひどくて、最大の苦痛です。

私が運転して、補助席にいるとき、
目は開いて周囲が見えていそうなのに、意識が飛んでいる
としか、思えないことが多いです。

もちろん、自覚してないでしょうが。

昨年の 富士宮の際は、精神的にも疲れてしまい、
正直、一緒に動くのが苦痛でした。
それで その後のビジネス同行を
一度、断ったわけです。

その後も 私なりに、
健康、病気、ワクチンのことや、
予防医学等の見識が増えるうちに

「元、リサーチマンで活躍してて、社長相手に核心を引き出してた人なんだから、
本来、能力も人望もある人のはず。
それが激務のリサーチの仕事から解放されて
本人には無自覚の症状が たまにポッと出てるのでは?」

と考えなおし
たまに出る症状なら、そのくらいは、
我慢しよう、と思い直して、今に至ります。
が、今回、レガシーに乗り換えてから
2回めに ヤバイと思った次第です。

今回の件
自分の親父が 聞き入れてくれなかった・・・
トラウマのような悔しさを 思い出してしまい
精神的に参ってしまいました。

長々と、失礼しました。

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※ 初めて T氏を 群馬の自宅まで送りながら

前橋に行くときのこと。

 

T氏の家 初めてなので

「降りるインター、前橋でいいんですよね?」

と聞いたが、返事がなかった。

このとき、寝てなくて、クルマの進行方向を見ていたが、

目は開いて前をみているものの、ボーっとしていたようだ。

 

実際には自宅の最寄は 高崎インターなのだが、

普通は 初めて来る人が運転してて、

補助席にいれば

「高崎出口 2km」とか 表示を見たら

「あっ、ここで降りた方が、早いし近いし、多少なりとも 料金も安いから、

ここで降りよう」

と言うのが、自然であり、常識だ。

 

それが、なんということか?

高崎を通り過ぎ、前橋で降りて、そこそこ広い幹線道路を走り出したら

「こっちだと、遠回りなんだよね」

と言い出したのだ。

私は 長年の運転経験から、補助席の人が何を言おうが、

顔色を変えず、冷静に 注意力を持続しながら運転できるが、

正直、内心は驚いた。

「おいおい、自分の家に案内するのに、なんで 降りるインターを平然と見過ごして

いまさら、遠回りだ、なんて言い出すんだ??

頭、ちょっとおかしいのかな?」

T氏は、サラリーマン人生もまっとうした

優秀なタイプの人だから、当然、女性とのデート経験も豊富なのだが、

「これじゃ、絶対、女の方は 頭きて、二度と会うことは、ないだろうな」

と思った。

エリートがモテない。

交際しても、次が続かない・・・

案外、本人が気づかない、ささいなことが原因なのかも。

 

その後、さらに気づいたのが

「刑事とか、スパイだって、現役バリバリなら、超人的に頭がフル回転してても

現場から遠ざかったり、退職すれば、研ぎ澄まされたスキルも 鈍るだろう。」

となれば、T氏は

むしろ、現役のときの緊張感の持続の反動で

配慮を欠いたり、

ひょっとしたら、脳細胞の 配慮をつかさどる感情の部分が

萎縮しているのでは?

とも思った。

 

 

 

 

 

 

 

 - 健康, 思考回路