読み書き算盤 ~ 教育こそ原点回帰!江戸時代 寺子屋の基本「読み 書き そろばん」

日本人は識字率世界一!日本の国力の原点は教育にあり!

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無料にこだわる理由

      2017/11/28

日本人は 「義務教育は無償で受けられる」と、誰しも考えてます。

実際には、小学生のランドセルに始まり、さまざま 細かな費用がかかってくるので、

家計としては 決して 無料だとは いえませんね。

それこそ、景気が右肩上がりの時代なら、

経済成長と人口増加で ちょっとやそっとのお金の問題は なんとかなっていたので

「教育にかかるお金の問題」

は、学費をはじめ、個々人の 「個人責任」ということで

見過ごされてきたわけです。

ところが近年、「二極化の時代」となり、

学生本来の能力、努力よりも、親御さんが いかに学費を調達できるか?

いわゆる 「親の経済力の問題」が ふりかかってきているわけです。

 

高齢化するほど、医療費も拡大の一途なわけですが、

デフレ経済、縮小経済の中、学費の負担、重圧感も、拡大はとまりません。

ついには 奨学金制度も変わってしまい、今や ほぼ

「形を変えた キャッシングローン」の様相を呈しています。

学生自身が、借金を抱えた状態で 社会人人生をスタートさせる、

という現状は、もはや おかしいを通り越して、国力減退、次世代潰しの一因である

と 考えざるをえません。

 

政治や制度という 大きな枠組みでなくても、あらゆるものごとは、

本質を考える、

初心を忘れない、

ということは、常々 忘れてはならない、大切なことです。

 

教育も、もともとは、根源にあるものは

国家や子孫が繁栄、維持し続けるための力

です。

教養、素養、能力、スキル・・・・

日本が 第二次世界大戦の敗戦後の一時期を除いて、

大昔から 列強の植民地になることなく、独立国家を維持し、独自の発展をしてきたのは、

その時代、その時代の リーダーと、教育が 大きな基礎だったのです。

特に、戦国武将が 自分だけでなく、いわゆる

国家百年の大計

まで考えながら、人間形成、後継者育成を 行い続けてきたことは

現代のわれわれも、今一度、見直すべき時期ではないでしょうか?

 

「人は石垣 人は城」

「水を治める者は、国を治める」

など、戦いの手腕のみならず、政治手腕も発揮した 武田信玄。

財政難の藩を建て直し、今なお カーター 元 米大統領をはじめ、

日本通の外国要人の尊敬を集める、旧 米沢藩の藩主 上杉鷹山。

 

その後、時は 江戸時代。

今の学校の原点ともいうべき 寺子屋で

さまざまな教育を施していました。

 

これら、長年、日本人の基礎となった教養は

単なる 現代の テストの点数稼ぎとは、かなり違ったものだったと思います。

(江戸時代に 寺子屋に通ったわけではないので 今ある資料から推察するしか、ありませんが)

 

時代の変化で、変わるもの、普遍で変わらないもの。

教養として教える、教育の場において、そろそろ

変わるもの、換わらないものの 範囲を 決めることが、

未来の日本に関わる、と考えます。

 

私自身は

読み 書き そろばん

これらが、義務教育として、修了までに 日本人が身に着けるべき教養であり、

それ以上は、発展部分として、個々人に任せる。

それが、国家的な財政難の解消と(財政難自体、手腕が悪いだけですが)

個々の家庭、親子が 学費で苦しむ時代を終わらせる 大きなポイントなのです。

つまり、

文章を読み書きでき、意思疎通(コミュニケーション)ができる

文章を表現する、理解する力と、

計算ができる、数字や 図形の理解ができる

これらは、古来から、日本人が 日本国を守り、維持、発展させられた基礎力なので、

この部分は、義務教育で 完全無料として、親の経済に左右されることなく、

すべての子ども、未成年が 身に着けられる機会を提供し続ける。

 

高等教育以上は、それぞれ 自分の能力や 希望に合ったものを学ぶ。

そのように すみわけをすれば、現状の問題点は、かなり解決できるのです。

 

私も 半世紀以上、生きてきて、

自分自身の 教養、素養、能力を 冷静に見直しながら、

改めて、教養として必要な教育や、お金、財政などの環境を

考え直しました。

微力ながら、本サイトをはじめ、私の静かで地味な取り組みが

日本の将来に役立つことを 願ってます。

 

本サイト運営者   田中 靖和

 

 

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